気づく・理由を知る・動く・振り返る。
離職予防に必要なものを、ひとつに。
ChordOne Retention の画面は上から順に、今週のフォーカス → 人の一覧 → その人に何が起きているか → 次の一手、と見ていけば、会話を起こすまでに迷わない構成です。ここでは各機能を、実際の画面の文言に沿って説明します。
離職リスク / 画面の流れ
新たに気になる人・フォロー期限が近い人・対応で改善した人
リスク・30日の推移・なぜ気になるか・状態・次のフォロー
系統ごとの1文・最初に出た日・根拠のシグナル
対応を記録・AI 面談メモ・1on1 を予定・様子を見る・誤検知として非表示
1. 今週のフォーカス
画面の最上部に3つの数字だけを置いています。「新たに気になる人」(過去7日で初めて「高」以上になった人)、「フォロー期限が近い人」(7日以内に期限が来る対応記録)、「対応で改善した人」(直近30日で対応後にリスクが下がった人)。カードを押すと、一覧がその人たちに絞られます。
- 毎日ダッシュボードを眺める必要はありません
- 期限切れの件数も添えて表示
今週のフォーカス
過去7日で初めて「高」以上3 人
1人は期限切れ4 人
直近30日
2. 気になる人の一覧
1人1行。リスクの高さと30日の推移(上昇・低下・変化なし)、「なぜ気になるか」の一言、未対応・様子見・対応中・改善・誤検知の状態、次のフォロー日、最終対応が並びます。並び替えは「リスクが高い順」「悪化している順」「フォロー期限が近い順」「新しく出た順」「氏名順」。
- 部署名・氏名・メールで検索、状態と種別(離職の懸念/ウェルビーイング)で絞り込み
- 「退職者も含める」で過去の退職者も同じ一覧で見返せる
- データ連携が済んでいれば、毎朝の分析で自動更新
気になる人 / 6人 / リスクが高い順
3. 何が起きているか(系統別のまとめ)
直近の期間に出たシグナルを系統ごとに1文でまとめます。「Slack・メール・カレンダーなどの活動量が以前より減っています」「リアクションや返信など、周囲への関わりが薄くなっています」「メンションやスレッドへの返答が以前より遅くなっています」「会議や 1on1 への参加・関与が減っています」「業務のアウトプットが落ちています」「出社・勤怠のパターンが変わっています」「サーベイで本人が不調や勤続意向の低下を伝えています」など。
- 「最初に出た日」と「N日間でM件」を併記
- 「根拠のシグナルを見る」で個別のシグナルまで開ける
- 精度を確認中の系統は「参考(仮説段階のシグナル)」として分けて表示
何が起きているか / 直近 60 日
最初に出た日: 8/28 ・ 21日間で4件 ・ 根拠のシグナルを見る(4件)高
最初に出た日: 9/04 ・ 14日間で3件注意
4. 何が変わったか(時間軸)
シグナル・分析結果・対応記録・サーベイの回答を1本の時間軸に並べます。「上司が変わった直後から返答が遅くなった」「1on1 のあとに活動量が戻った」のような前後関係が、その場で読み取れます。フィルターで「シグナルだけ」「対応だけ」に絞れます。
- 毎日の総合リスクスコアの推移グラフ。◆ は対応を記録した日
- 退職者は「退職日までの N 日のリスク推移」として表示
何が変わったか / 90 日
5. 次の一手
系統の組み合わせから、今週中・今月中・様子を見る、の緊急度と、上司の 1on1 や人事のキャリア面談などの一手を提案します。ボタンは5つ。「対応を記録」「AI 面談メモ」「1on1 を予定」「様子を見る」「誤検知として非表示」。1on1 を予定すると、ChordOne の 1on1 画面にその従業員を選んだ状態で移動します。
- 「様子を見る」は、次に見直す日を必ず決めてから記録
- 「誤検知として非表示」は理由を選ぶと、同じ種類の検知をしばらく出さない
- AI 面談メモは、系統をもとに 1on1 で聞くことの下書きを作り、対応記録として保存できる
次の一手 / 今月中
根拠: 会議・1on1、応答
誤検知の理由: 休暇・産休・育休 / 異動・役割変更 / 事情を把握済み / データ連携の不足・誤り / その他
6. 対応履歴と結果、対応の効き目
記録した対応は、フォロー日にリスクの推移を見て「改善・変化なし・悪化」を自動で付けます。誰が・いつ・何をしたかがチームで共有され、「気づいていたのに動けなかった」を防ぎます。画面下部の「対応の効き目」には、直近の期間に結果が出た対応のうち改善した件数が出ます。
- 対応は「完了にする」で閉じられる
- 結果待ちの対応はフォロー日に自動評価
対応履歴と結果
対応の効き目: 直近 90 日に結果が出た対応 12 件のうち、改善は 7 件
7. 振り返り(退職者の予兆)
直近12か月の退職者について、各系統のシグナルが退職の何日前に出ていたかを、いま在籍している人と比べます。いちばん大事なのは「退職の2〜1か月前」に出ていたかです。1か月を切ってから出ても、退職はすでに固まっていて引き止めに使えないためです。「当たり倍率」は、退職者で出る割合 ÷ 在籍者で出る割合。1なら偶然と同じ、2以上なら退職者に偏って出ています。
- 最終月(有給消化などで全指標が崩れる時期)は分析から除外
- 毎週月曜に自動で測り直し。退職者のデータが揃っていれば「いま測り直す」も可能
- 退職者が少ないときは「数値は目安です」と表示
予兆シグナルの当たり具合
値は連携しているデータと退職者数によって変わります。
8. 通知
新しく高リスクになった人を、人事の担当者へ Slack やメールで受け取れます。毎回同じ人を重複して通知しないので、見るべき変化だけが届きます。画面右上の「…」から「通知設定」を開きます。
通知設定
9. 従業員の概要と部門単位の開始
一覧から人を開くと、離職リスクの判断に必要な基本情報(所属・上司・入社日・等級・Slack の連携状態)だけを表示します。Slack が未連携の人には「Slack の発言データは集計されません」と明示します。従業員は Slack のメンバーから一括で作るか、名簿の CSV を取り込みます。全社ではなく、人事やマネジメントチームなど課題のある部門から始められます。
従業員の概要
何をつなぐと、何がわかるのか。
「データ連携」画面で接続状況(連携済み・確認が必要・未連携)と最終取り込み日時を確認できます。接続・設定変更・勤怠の取り込みもこの画面から行えます。どれか1つで検知は始まります。
Slack
発言量・反応(リアクション)・返信の変化から兆候を検知します。発言の中身を人事が読む仕組みではなく、量・反応・速さの変化を本人の過去と比べます。従業員名簿とメールアドレスが一致するメンバーは自動で紐づきます。
Google Workspace(カレンダー・メール)
会議の減少・1on1 の流れ・時間外の活動などの変化から兆候を検知します。会社の管理コンソールでの委任承認が必要です(設定手順は連携画面で案内します)。
勤怠 CSV
出勤日数・残業の変化(急な休み、残業の消失、退勤の前倒し)を検知に使います。勤怠システムから書き出した CSV を取り込みます。取り込んだデータは翌日以降の集計から反映されます。
パルスサーベイ(ChordOne 内)
回答(勤続意向・ウェルビーイング)を、行動データが無い人にも効く材料として使います。回答は時間軸に「サーベイ」として並び、他の系統の裏付けになります。
ChordOne Retention でできること
| 領域 | できること | 補足 |
|---|---|---|
| 気づく | 気になる人の一覧、今週のフォーカス、30日の推移、部署・状態・種別での絞り込み | 毎朝の分析で自動更新 |
| 理由を知る | 系統別の1文、最初に出た日、N日間でM件、根拠のシグナル、時間軸 | 参考(仮説段階)は分けて表示 |
| 動く | 対応を記録、AI 面談メモ、1on1 を予定、様子を見る、誤検知として非表示 | 様子見は見直す日が必須 |
| 結果を追う | フォロー日に改善・変化なし・悪化を自動評価、対応の効き目 | 誰が記録したかも残る |
| 振り返る | 退職者の退職前の兆候、2〜1か月前の当たり具合、当たり倍率 | 最終月は除外。毎週月曜に測り直し |
| つなぐ | Slack、Google Workspace、勤怠 CSV、パルスサーベイ、従業員 CSV | どれか1つで開始 |
| 知らせる | 新たに高リスクになった人を Slack・メールで通知 | 同じ人の重複通知なし |
| 権限 | 管理者・人事担当・リスク担当だけが一覧と詳細を見る。勤怠の取り込みは人事担当または管理者 | 詳細は セキュリティ |
| ChordOne 本体との連携 | 従業員台帳・組織図・1on1・評価と同じアカウント・同じデータ | 単独版(risk-management.chordone.jp)でも本体でも同じ画面 |
機能について、よく聞かれること
Slack と Google Workspace の両方をつなぐ必要がありますか?
どちらか1つで検知は始まります。両方をつなぐと、発言・反応の変化と会議・メールの変化を重ねて見られるため、ひとつの理由では説明しにくい変化を見分けやすくなります。勤怠 CSV とサーベイは、行動データが少ない人にも効く材料として併用できます。
「参考(仮説段階のシグナル)」とは何ですか?
検知の精度をまだ確認中の系統です。SNS のプロフィール変化や引き継ぎ資料の作成などがここに入ります。単独で気になる人に並ぶ根拠にはせず、ほかの系統の裏付けとして表示します。
誤検知だったときはどうすればよいですか?
「誤検知として非表示」で理由(休暇・産休・育休、異動・役割変更、事情を把握済み、データ連携の不足・誤り、その他)を選ぶと、同じ種類の検知をしばらく出さないようにします。より強い変化が出た場合は再び表示されます。